いやなこと

靖子ちゃんのうたで、「誰にもわかってほしくないから 日記に書かない幸せ」という歌詞があって、

 

わたしも幸せなときはそれを噛み締めるために文章には残さない、写真もあまり撮らない、

でもそれも忘れちゃうんだよね、いずれ

 

いやな気持ちもいっしょで、いやなことを覚えていたくないためにどこにも残さない

 

でも、いやでも、自分がそのとき感じた「いや」の気持ちの原因によっては文章に残しておかなくちゃいけないこともあるじゃん、

例えば、いやなことを言われて「いや」になったのならその人にもう近づかない理由を忘れないために書き残す

例えば、なにか間違えた行動をして恥ずかしくて「いや」になったのならもうそれを繰り返さないためにも書き残す

 

それを全部ひっくるめて忘れてしまうのは良くないよね、「いや」の気持ちを瞬間的に体感的に忘れるのも大事だけど、その選択をすることでまた「いや」に遭遇するときが来るのであれば先回りして対策法を考えなくちゃいけない、

 

忘れて、「いやなこと」なんてなにもなかったって言えるならいいけれど、じわじわと心に染みてくるいやな気持ち、残る違和感、後悔、積み上がるふがいなさ、それがあるから、そうして残ってしまうから、目を瞑ってばかりではいけない…よね

「いや」から逃げた先にある希望に完全に信じきることができないわたしは、「いや」を忘れずに大事にする、

鍵をかけてゆっくり浄化させていく、現実を美化させても、でも残った気持ちは本物だから、まだ自分を信じているから、

苦しくても、未来のわたしが楽になるなら、ゆっくり考えて、言葉を武器にして、生きていきたい